活動報告 第13号

養護教諭セミナー2009開催

11月7日~8日、国立オリンピック記念青少年総合センターで、養護教諭を主な対象とした養護教諭セミナー2009が開催されました。

このセミナーは、近年特に病気や障害のある子ども達が通常学級へ通うことが多くみられるようになったものの、受け入れ現場の学校側の受け入れ態勢が不十分で、子ども達がつらい思いしている報告が少なくないことから企画されたもので、今年で7回目になります。
今年の受講者は秋田、愛知、大阪、滋賀県など遠方も含め14名が受講しました。

初日は横田雅史平成帝京大学教授の「病気の子どもの教育に生かせるカウンセリング」から始まり、文部科学省の丹羽調査官、厚生労働省の森岡課長補佐などから国の取り組みや制度に関する説明などを受けたほか、医師と患者の親がペアとなって子ども達への接し方や病気の特徴など様々な角度から専門的な知識を積んでいました。最後は難病ネット山城会長の塾長講義を受け、8日夕刻に閉講しました。記入していただいたアンケートは大変好評で、

「事例と対応方法とその考え方を学び実際の現場ですぐに役立つ」
「病気の経過とともに生じる問題、保護者の思い、学校に求められることなど、幅広く理解を深めることができた」
「とても充実した楽しい、中身の濃い研修、有難うございました」
「これだけの先生方の話をまとまって聞くことはなかなかないので、是非養護教諭に限らずにほかの職種にも参加してほしい内容」
「このようなセミナーに参加するのは初めてでしたがとてもためになりました。運営してくださった皆さんも本当にお世話になりました」
「演習では固まっていた心がすーっとほぐれました」
「皆さんとの出会いに感謝しています。とても意味のある時間でした」
「それぞれの部門で活躍されている方々のお話が内容濃く、大変勉強になりました。養護教諭として、教員として、さらには社会人として取り組まなくてはならないこと、考えなくてはならないことを学ばせていただきました」
「もっと時間がほしかった。医師と保護者一緒に話を伺う機会はあまりないので。特に保護者の話はハッとさせられたり、今まで自分の学校で行っていた対応について考えさせられることが多かったです」
などの声が寄せられました。

開催の趣旨
難病や慢性疾患のある子ども達にとって教育は、健全育成の観点からきわめて重要であることは、かねてから指摘されています。「小児慢性特定疾患治療研究事業の今後のあり方と実施に関する検討会報告書」においても、その必要性が述べられています。様々な形での社会参加をしたいと願っている子ども達の、学校での不必要な制限や不適切な対応を避け、疾患に応じたより適切な支援を受けられるために、子ども達と医療の実際について基礎知識をもつことが大切です。この研修会はそうした目的を達成するために、養護教諭を始め教育関係者を主な対象に企画しました。

開催の要項
名称: 養護教諭セミナー2009
日時: 平成21年11月7日(土)~8日(日)
場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター
主催: 特定非営利活動法人難病のこども支援全国ネットワーク
共催: 全国養護教諭連絡協議会・財団法人日本児童教育振興財団
後援: 厚生労働省・文部科学省・日本育療学会

養護教諭セミナー2009開催