活動報告 第10号

光太郎君の夢

東京都西東京市のALD(副腎白質ジストロフィー)の少年、本間光太郎君(19)はかねてからイルカが大好き。一度イルカと触れ合いたいとの夢を持っていました。

光太郎君は昨年、都立の特別支援学校を卒業して、近隣の作業所へ通う毎日です。

ある日、お母さんの利江さんから事務局に手紙が届きました。
「光太郎がALDと宣告されてから13年、彼が受けた病気の怖さや、それにも負けず家族とずっと一緒に暮らしたいという想い、母親の私は教えてもらうことばかりです。光太郎の夢はイルカと触れ合いたいという願い、是非かなえさせてあげたいと願っています」。

難病ネットでは早速、静岡県沼津市の三津シーパラダイスへ打診したところ快く引き受けていただき、平成21年7月9日(木)、その夢がかないました。
当日、約束した時間に三津シーパラダイスへ着くと、駐車場のスタッフも入場券売り場のスタッフも、光太郎君の到着を待っていてくれました。

イルカショー

イルカとの触れ合いはショーの後ということで見学の後、スタッフの案内で車いすのままプールサイドへ移動、お父さんが光太郎君を抱いてイルカとの触れ合いが始まりました。

イルカとの触れ合いイルカとの触れ合い

スタッフの方が呼ぶとイルカ達がみんな光太郎君のいるプールサイドに近寄って、体を触らせてくれます。まるで「触って!」とでも言うように、背びれを出したり、鼻先を光太郎君の方へ差し出したり、真っ白なお腹を見せてくれたり、サービス満点です。スタッフの皆さんのおかげで随分長い時間楽しませていただくことができました。

光太郎君とイルカ

父親の本間正道さんと利江さんは、「この日まで体調を合わせたり、前日は嬉しすぎて発作ががおきたりとはらはらしましたが、光太郎の夢がやっと実現できました。

普段声をだすのが大変な子が、さわった瞬間』あ~』とおおきな声をだし、その後はどんどん笑顔になっていきました。
イルカの体温、瞳のやさしさ、ずっと傍らにいてくれたオスイルカの』ファクト』、すべてのことに感謝して涙があふれました。

あきらめずにずっと願い、毎日を大切に生きていたら、こんなに素敵なことが実現できました。スタッフの皆さんの暖かい思いやりに何とお礼を言っていいのか分かりません。また明日からがんばります」と語りました。

今回は三津シーパラダイスの皆様のご協力で、光太郎君の夢がかないました。厚く御礼申し上げます。