サマーキャンプ 津名がろうキャンプ in 関西 2015【平成27年度】『がんばれ共和国』レポート

サマーキャンプ 津名がろうキャンプ in 関西 2015 レポート

  • 兵庫県淡路市 / 津名ハイツ
  • 期日 / 8月21日(金)~8月23日(日)

 第3回「津名がろうキャンプin関西」が、8月21日(金)から23日(日)、前2回と同じ淡路島の津名ハイツで開催されました。今回はキャンパー14人、きょうだい児7人、参加ご家族が計42人、そしてボランティア・スタッフ含めると総勢95人と前回より10人増え、宿の定員をオーバーしましたが、大部屋での雑魚寝や2ケ所に分かれての夕食などで対応しました。

 イベントはほぼ昨年と同じですが、ドルフィンファームでは単にイルカと触れ合うだけでなく、背びれや胸びれにつかまって泳ぐスイムコースも取り入れました。天候にも恵まれ、怪我や病気もなく無事終えることが出来ました。

 初日、建国式では恒例の大統領選出です。白熱したじゃんけんゲームの結果、徳永陽希君(5歳)が選ばれました。昨年に続いて参加されたので良かったですね。続いてミュージック・ケアの時間です。日本ミュージック・ケア協会の講師 浦川暁美さんのリードで、大きなシートに寝転んだり、座ったりしてリラックスしたあと、皆 音楽に合わせ鳴子や鈴を持ってリズムを取ります。だんだん調子が出てきて表情が和んでくるのが判ります。約1時間、最後はシャボン玉を追いかけて終わりました。

 入浴は大浴場、洗い場が広いのでマットを敷いて、介助スタッフが上手に入れてくれます。温まり綺麗になって気持ち良くなった子どもの笑顔は、日頃見たことのない最高のものだと主治医さんが言っていました。夕食は瀬戸内の新鮮な魚介や淡路牛、名産の玉葱などボリュームたっぷりで本当はゆっくり頂きたいところでしたが、次の、海ほたるの鑑賞に出かけます。今年も宿のスタッフと地元 関西看護医療大学の方が予め餌を仕掛けておいてくださったお陰で、沢山の海ほたるが瓶の中にはいっており、砂浜に撒くたびに綺麗なブルーが無数に光って、あちこちで歓声が上っていました。今年は例年になく大量発生とのことで、波打ち際でもきらきら光っていました。

 夜の交流会ですが、初日は、参加ご家族の自己紹介のあと、就学に関し地域の小学校か特別支援学校かなどについて意見交換し、経験豊富なご家族のお話しやアドバイスが参考になり有意義でした。

この間、きょうだい児は部屋でボランティアと遊んだり、卓球をして過ごしました。

 二日目、車で1時間ほどの距離にある、南あわじ市の;じゃのひれアウトドアリゾートに出かけ午後まで滞在しました。4つの班に分かれローテーションしながらイルカとの触れ合い、木工教室、バーベキューを楽しみます。

 イルカとの触れ合いは長ガッパを着て海水面ぎりぎりに設置されたデッキに降り、2頭のイルカに触ったり、キス、握手が出来る貴重な体験です。ちょっと怖くて泣き出す小さい子もいましたが、逆にイルカを舐める勇気のある子もいてほほえましい光景でした。スイムコースは流石にキャンパーには無理なのできょうだい児と保護者の方が泳ぎました。イルカが泳ぎだすとかなりのスピードで、背びれにつかまっている大人もワァーと歓声を上げていました

木工教室は地元の白石さんが講師ですが、厚さ2cmの木片を電動糸鋸で色んな動物の形にくり抜き、組み木細工になっているのを沢山準備くださいました。好きなものを選んで各自がマジックインクで着色するのですが、人気があったのはやはりイルカでした。北海道から参加しているスタッフの本多貴子さんも鹿の角やドングリを使ったブレスレットやバードコール材料を準備してくださり、大人も一緒に熱心に工作に取り組んでいました。

 バーベキューは大きなテントの中で風通しも良く、特産の淡路牛に玉葱、フランクフルトなど満喫しました。おにぎりが好評で少し足りなかったかな。差し入れのスイカも冷えていて美味しかったです。

 15時過ぎに現地をあとにし津名ハイツに戻り、すぐに入浴タイムで潮風と水に濡れた身体には心地良かったです。

 夕食後は、先ずマジックショーです。昨年も出演いただいたボランテイア参加者の安福さん、吹田市マジック連盟の会長さんに加え大阪大学奇術研究会OB二人の計4人でステージマジックを約40分。軽快な音楽に合わせ、スケッチブックに描いたボーリングの絵が本物に変わったり、テーブルが浮き上がったり、ロープが伸びたり縮んだり、パラソルの布がばらばらになったりとか不思議な現象が次々、4人とも玄人はだしにお上手で皆不思議な世界・笑いの世界に引き込まれました。

 次いで阿波踊りです。洲本市の;つばさ連30人の方が笛・鐘・太鼓の生演奏と男踊り、女踊りを披露、特にひょっとこのお面をかぶった小太りの男性の動きには爆笑、そのあと皆一緒に輪になって踊りました。「3年連続のスタッフはさぞ上達したでしょうね」と;つばさ連の人に期待されましたが写真を見ると相変わらずの・・・? 終了後は編み笠をかぶった美人の踊り手さんに記念写真をせがむ家族が多く、なかなかお開きにはなりませんでした。

 この日、きょうだい児のひとり 汐栞ちゃんが11歳の誕生日を迎え、ボランティアがひそかに用意した色紙の寄せ書きを贈られサプライズに喜んでいました。

 夜は、ボランテイアも参加し大人数の交流会となりました。ここでもマジシャンがテーブルの上でカードマジックやスマートフォンを使った新作を披露してくれました。大いに盛り上がり時間の立つのも忘れ11:45には宿からそろそろお開きをと求められました。

 三日目、朝のイベントは、テーブルマジックと;音楽にのって心と体を動かそうというプログラムを並行で行いました。スタッフ田尻さんの指導演技は歯切れの良い踊りです。

 閉会式ではお土産として;メダル4メテル日本支部から贈呈されたメダルを子供たち全員にプレゼントしました。これはマラソンランナーが完走した記念にもらったメダルを寄贈いただき、病気と闘う子供らに贈り、完走した勇気と元気を伝えたいという活動です。全国各地の多くの大会の、色や形も様々なメダルを首にかけてもらい嬉しそうな顔が並んでいました。そのあと3日間の写真をスライドショーで見てもらいながら、参加ご家族の感想を話していただきました。「楽しかった」「こどもの成長を感じた」「来年も参加したい」という言葉をいただき、ボランティアやスタッフも嬉しく思いました。

 多くの人々の善意と協力に支えられたキャンプ、連帯を感じ感動の3日間でした。来年は8月19日から21日の予定ですが、宿舎;津名ハイツが工事で営業休止になるかも知れず、その場合は新たな場所を検討することになります。場所は未定ですが、より良いキャンプになるよう知恵を出し合っていきますので、沢山のご家族が参加され、津名がろうの輪が更に大きくなればと願っております。

(関西キャンプ事務局 岡村 一美)