サマーキャンプ 七夕キャンプ 2015【平成27年度】『がんばれ共和国』レポート

サマーキャンプ 七夕キャンプ 2015 レポート

  • 宮城県蔵王町 / ゆと森倶楽部
  • 期日 / 7月31日(金)~8月2日(日)

 2015年の七夕キャンプは7月31日~8月2日の3日間、宮城県蔵王町の「ゆと森倶楽部」で行われました。蔵王は春先に噴火されていた火山ですが、幸い、火山活動は治まり、キャンプの日を迎えることができました。キャンプの3日間、1日も雨に合わず、晴天に恵まれ、逆に暑すぎないかが心配されました。25家族、キャンパー27人、キッズ団10人、ボランティア93人、総勢170人が蔵王の静かな大自然に囲まれたすてきな温泉施設に集合し、盛大に祭りを楽しみ、ステキな思い出を作っていきました。

 七夕キャンプにとって2014年が20周年の節目となる記念の年、2015年はさらなる10年、20年、30年を楽しく、皆に愛される七夕キャンプが続くための大事な再スタートの年でした。そのなかで2015年早々に実行委員会が開催され、東北福祉大学、宮城大学の学生を中心に企画作りが行われました。そして、今年の初日の大目玉のキャンプファイヤーが久々に行われることが決定したのは4月でした!!大学生が一生懸命、キャンプを盛り上げる方法、企画を考え、たどり着いたイベントでした。キャンプ前のボランティア講習会では、初めて参加する大学生は熱心にキャンプについて、車いすの扱いやキャンパーさんについて勉強していました。そしてお祭りの神輿や屋台の出店などの作成に一生懸命取り組んでいました。キャンプ初日、ボランティアオリエンテーションを終え、いよいよキャンパーとその家族の出迎え、お互い初対面でやや緊張気味に挨拶をかわすキャンパー、家族とボランティア、久々の再会に喜ぶ人たち、みんなそれぞれの出会いと再会を賑やかな雰囲気で楽しんで、健国式へ…昨年からイベントのメイン会場がやや狭い暖炉ラウンジというとことで行うようになり(昨年の大ホール暖房故障、灼熱地獄以来)、みんな、場所を譲り合いながら健国式に参加しました。今年のキャンプ長の北沢の挨拶後、今年の大統領が選ばれました。選ばれたのは今年19回目の参加の宝 将吾君(24)でしたが…なんと、七夕キャンプ史上初、大統領がまだ到着していないというハプニング!!急遽、今年は副大統領も選ばれました。副大統領に任命されたのはなんと初参加の渡部 煌介君(3)でした。初めての挨拶と急な重大任務で緊張のあまり少しだけ涙を流しましたが、王冠(大統領なのに七夕キャンプは王冠です(笑)!!)をかぶり、立派に副大統領として建国式の挨拶を行いました。大ベテランの将吾君、初めて参加の煌介君という素晴らしい組み合わせでいよいよキャンプがスタートしました。

 ここからのキャンプはイベントの連続で大忙し!!おやじ団の結成式、七夕飾りの作成が行われ、毎年素晴らしい合唱で楽しませてくれるミューズお夢によるコンサートが行われました。ミューズの夢のコンサートは毎年、初日の午後に行われ、毎年参加しているキャンパーさんには「おかえり」、「また今年も始まったよ」という風に感じられたかもしれません。お風呂は温泉の大浴場でゆったり。普段温泉に入れない子たちには最高の時間になったでしょう。夕食は地元の野菜をたくさんつかったバイキング。ヘルシーでおいしい食事で大人たちは少々お酒も入り会話が弾んで、楽しい雰囲気で食事の時間を過ごしていました。日替わり手作りアイスのコーナーは終始行列ができていました。

 初日のメインイベントは「炎とざおうのカーニバル」。宿の外でキャンプファイヤーを組んで点火!!燃え上がる大きな炎に小さい子たちはややビックリしていましたが、火を囲んで仙台伝統のすずめ踊りが始まるとキャンパーもボランティアも自然と輪に入って踊っていました。キッズ団の神輿も登場し、みんなで歌って、踊って、文字通り熱くなって、盛大に祭りが盛り上がっていきました。疲れが見え始めたところで、神輿の先導で一同、室内に移動。そこではお祭りに欠かせない出店が待っていました。紙の金魚すくい、割りばし射的などに挑戦し、景品をぶら下げ、ここでも熱い祭りが続きました。祭りのしめには再び外に戻り、大花火大会が行われました。きれいな花火をなくなるまで探し求めていた子もいたぐらい大興奮のなか初日のお祭りは大成功で終了しました。

 このハードなお祭り騒ぎに参加できなかった子たちにもキャンプを楽しんでもらえるため、メインイベントと並行して移動プラネタリウムが開かれていました。山梨から「星空工房アルリシャ」の高橋さん、跡部さんにお越しいただきエアドームの中で宇宙の旅へと案内してもらいました。2日目の昼すぎまでプラネタリウムを開いていただき、大盛況で120人の参加者に足を運んでいただけました。皆、宇宙の旅、星空の美しさ、高橋さんの熱い語りのとりこになり、とてもいい時間を過ごせたようです。外では、跡部さんが望遠鏡で月や土星、そしてなんと国際宇宙ステーションまで見せてくれました。こどもたちの「オー」、「見えた!」など喜びの声が印象的でした。

 夜の交流会ではキャンパー家族、ボランティアがお酒と差し入れの漬物、野菜や果物を楽しみながらここでも盛大に大人の祭りを繰り広げていました。毎年、毎年、次の朝が早いことを忘れておやじたちは飲んでいたとか…

 2日目の朝は早朝から熱気球。おやじたちは前夜の酒を汗に変え、頑張って5時から準備。晴天に恵まれ、蔵王の素晴らしい景色が見下ろすことができ乗ったものは皆感激していました。サーランギコンサート、こども病院バンド室内では音楽祭が開催され、外では乗馬とバーベキューの準備が行われていました。今年も、仙台市乗馬協会(改めフライヤー・ガーテン)に2頭のかわいい馬に乗せていただけました。馬に揺られ、緊張のやわらぐ子もおり、動物の癒し効果のすごさをあらためて感じさせられました。昼食は恒例のおやじ団のバーベキュー、焼きそば。今年は炎天下での準備本当にお疲れさまでした。ビールの進みも早かったが、おやじ団の努力と汗と酒の結晶の焼きそば、焼き鳥、焼き肉はあっという間に完売しました。

 午後は奥様のティータイムとステンドグラスの時間。奥様達は1時間でシャンパンとお菓子をいただきながら優雅に過ごしていました。アロマ入門など、奥様のティータイムの企画が年々充実し、1時間では短すぎるという声も実行委員へ寄せられています。お母さんたちが仲良くお話することは非常に喜ばしいことと思いながら、来年のスケジュール構成に頭を悩ませることになるというのはうれしい悲鳴かな?ステンドグラス教室は今年も「ふれあいステンドグラス村」の方々に教えていただきながら、キャンパー、ボランティアが美しい作品をたくさん作っていました。集中しすぎてなかなかお部屋に戻ってこなかったお母さんもいたとか…

 夕食後の大演芸まつりは今年も大変盛り上がりました!!イベント係りによる司会者の日本昔話コスプレの一番人気はなんと浦島太郎…ではなく、浦島太郎の物語に出てくるカメ君でした。最後に記念撮影を求める人が殺到し、やや照れながら嬉しそうにいろんなポーズをとりながら応じていました。「踊るポンポコリン」、「サザエさん」、「ポケモン」や「UFO」など多種多様な芸に皆大喜び。

 最終日は尚絅高等学校の合唱団によるモーニングコンサートが行われました。これも恒例行事になり、高校生の美しい歌声を聞きながら、「もう終わりが近づいてきたな…」とちょっぴり寂しい気持ちも出てきてしまいます。そして、コンサート終了後には閉国式が始まりました。「キャンプが大好きだ」を歌って皆、来年また会おうという気持ちを持って輪の中心を歩いていたに違いない。大統領、副大統領、キャンプ長そろって閉国の挨拶を終え楽しい、楽しい3日間が終わりました。

 今年は具合が悪くなってすぐに病院に向かう子はいませんでした。本当に本当に良かったと思います。来年また会おうという言葉を残してみんな帰路につきました。唯一、一つだけ心残りなのが「来年また蔵王で会おう」と言えなかったことです。21年間お世話になった施設が来年から使用できなくなることを実行委員もキャンパーも非常に残念に思っています。蔵王ハイツ時代から、名前が変わってゆと森倶楽部になっても七夕キャンプを毎年迎えて、おいしいごはん、気持ち良い温泉、楽しいイベントの場を提供していただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。22回目からは別な場所で七夕キャンプが行われますが、ゆと森倶楽部のことは忘れません。

 2015年七夕キャンプ、無事に開催され21回の新たなスタートの年となりました。また来年会いましょう!!

(七夕キャンプ実行委員 北沢 博)