サマーキャンプ 津名がろうキャンプ in 関西 2014【平成26年度】『がんばれ共和国』レポート

サマーキャンプ 津名がろうキャンプ in 関西 2014 レポート

  • 兵庫県淡路市 / 津名ハイツ
  • 期日 / 8月15日(金)~8月17日(日)

 関西で2回目となる「がんばれ共和国」が、今年も淡路島の津名ハイツで開催されました。今年の参加者は、キャンパー10名、参加ご家族29人、ボランティア・スタッフ含めて総勢85人でした。

 今年の特徴は、音楽関係のイベントを新たに二つ加えたこと、屋外活動としては昨年のヘリコプター観光遊覧に替えて、イルカとの触れ合い体験を取り入れたことでした。雨を心配しながらの3日間でしたが、屋外活動も含め、予定を全て無事終えることが出来ました。

 初日は、建国式に先立って、ミュージック・ケアというプログラムを45分間行いました。日本ミュージック・ケア協会という内閣府認定NPO法人があり、音楽と簡単な身体運動が心身へ心地よい刺激を与える効果を広めようという趣旨です。実際、講師の浦川さんのリードで楽しくリラックスすることができました。建国式に先立ってというのは講師の時間的都合で止む無くそうしたのですが、結果的には、各地から参集した皆さんが、道中の疲れや緊張をほぐし、一体化するのに有意義だったと思います。そして建国式では、恒例の大統領選出、じゃんけん方式ですが、大統領の任務を敬遠してか、勝ち残った子ではなく、一番負けた人ということで、結果、坂内 生(ばんない いくる)君が選出されました。お姉ちゃんとともに舞台上で立派に務めてくれました。

 入浴、夕食のあと、昨年同様、海ほたるの鑑賞に出かけました。入浴中は降っていた雨も上がり、地元 関西看護医療大学の方が予め餌を仕掛けておいてくださったお陰で、沢山の海ほたるが瓶の中にはいっており、砂浜に撒くたびに綺麗なブルーが無数に光って、あちこちで歓声が上っていました。

 

 二日目、車で1時間ほどかかるのですが、南あわじ市の;じゃのひれアウトドアリゾートに出かけ、イルカとの触れ合い、木工教室、バーベキューを楽しみました。ここは、オートキャンプ場や、海釣り公園もある広い敷地ですが、イルカや木工教室は一回の人数に限りがあるので、全体を3班に分けローテーションすることで皆に、等しく体験してもらおうと計画しました。

 イルカとの触れ合いは2歳のメス2頭が、輪投げを取りに行ったり、キス、握手をしてくれる貴重な体験です。ボランティアや現地の係の方が、車イスの子にも何とかデッキに降り、さわれるようにと、必至に工夫・介助している姿を見て胸が熱くなりました。また最初は怖がっていた小さい子が、終わり頃には餌を直接食べさせて、;もっととせがんでいたのはほほえましい光景でした。

 木工教室は地元の年輩の方が講師ですが、厚さ2cmの木片を電動糸鋸で色んな動物の形にくり抜き、複雑なのは組合わせパズルになっているのを多数準備くださいました。好きなものを選んで各自が思い思いに着色するのですが、人気があったのはやはりイルカでした。大きいお子さんだと、やすり掛けとか仕上げ工程も体験してもらえるとのこと、もう少し時間をとっても良かったかなと思います。

 バーベキューは大きなテントの中でしたので、雨を気にせず、特産の淡路牛を満喫しました。差し入れのスイカも冷えていて美味しかったです。

 じゃのひれの広い敷地内移動の時、雷が鳴って来ましたので落雷を一番心配しましたが、医療班の出番もなく無事に終わり、14時頃現地をあとにし津名ハイツに戻りました。

 ひと息ついて、15時半からは二つ目の音楽イベント、Musical Lab ♪が始まります。8人の学生さんのグループが唄とダンスを披露してくれます。豊かな声量と息の合った踊りで、若さがはじけていました。

 夜は、先ずマジックショー。昨年も出演いただいた大阪大学奇術研究会OB・OG二人に加え、私の知り合いの吹田アマチュアマジシャンズクラブの方と、ボランテイア参加者の安福さんが出演し、約1時間、不思議な世界・笑いの世界に引き込まれました。次いで阿波踊りに、地元の;つばさ連20人の方が生演奏と男踊り、女踊りを披露くださり、そのあと皆一緒に輪になって踊り(?)ました。

 夜の交流会ですが、初日は、参加ご家族の方の自己紹介やお話しを中心に、まじめな意見交換会となりました。二日目は、ボランテイアや先ほどのマジッシャンも参加、さながらマジック教室の様になり、打ち上げ気分も手伝ってはしゃぎ過ぎ、近くの部屋の方からうるさかったとのお叱りを頂きました。

 

 さて三日目、閉会式前のイベントとして、テーブルマジックと;音楽にのって心と体を動かそうというプログラムを並行で行いました。当キャンプでは初めての試みでしたが、好きな方に参加できるのでと好評でした。

 閉会式ではお土産が2つ。ひとつはマラソンランナーがもらった完走記念メダルを集め、病気と闘う子供らに贈る活動をしている;メダル4メテルの方からのメダル、もうひとつは、あるボランテイアのお母さんのお友達が作ってくださったティッシュペーパーの布製カバーをいただきました。参加ご家族の感想では、「楽しかった、こどもの成長を感じた、来年も参加したい」という声と、あるキャンパーからの、「ここでもらった元気を来週参加する;おいでんほうらいの人にも伝えたい」との言葉があり、じんと来ました。

 

 多くの人々の善意と協力に支えられたキャンプ、感謝と感動の3日間でした。来年も8月21日から23日、同じ津名ハイツで行います。今年参加されたご家族、新規参加の方、沢山のお越しを歓迎いたします。津名がろうの輪が更に大きくなればと願っております。

(関西キャンプ事務局 岡村 一美)