サマーキャンプ 阿蘇ぼう!キャンプ 2014【平成26年度】『がんばれ共和国』レポート(旧:がんばれ共和国 in 九州)

サマーキャンプ 阿蘇ぼう!キャンプ 2014 レポート

  • 熊本県阿蘇市 / いこいの村阿蘇
  • 期日 / 8月22日(金)~8月24日(日)

 21回目となる「がんばれ共和国 阿蘇ぼう!キャンプ」、実行委員たちも、また新たな気持ちで臨もうとしていた。開催場所は昨年同様「阿蘇いこいの村」。しかし、今年は昨年と大きく変わったことがある。「阿蘇いこいの村」の経営が阿蘇市から民間に移ったのだ。しかも、従業員が全て入れ替わってしまっている。以前から知っている顔は料理長のみ。始まる前からかなり不安だった。

 今年は8月22日(金)23(土)24日(日)の二泊三日で行われた。

 今回の参加は29家族30キャンパー、きょうだいは12名。担当ボランティアとして参加してくれたきょうだいが2名。そのうち初参加は6家族。例年よりも多く、家族、スタッフ、ボランティア合わせて総勢180名を超えていた。

 キャンプ初日、九州地方は大雨。その影響で九州自動車道の一部が通行止めになり、ボランティアも家族も送れて到着していたため、ゆっくりのスタートとなった。

 建国式が始まった。今年の大統領は、恨みっこナシのあみだくじで選出した結果、2年連続の西治嘉くんと初参加の寺澤遼くん。二人よる建国宣言で第21回 がんばれ共和国 阿蘇ぼう!キャンプが建国された。家族とキャンパーの紹介、担当ボランティアの紹介、おやじクラブ、キッズクラブ、お母さんクラブの紹介。スタッフ及び医療班の紹介。昨年より結成された、中学生以上のきょうだいたちがつくるハイキッズ(加入は任意)の紹介。キッズには一人に一人の担当ボランティアが付くがハイキッズには付かず、会場の設営やイベントの準備等を手伝う。そして、今年から新しく赤ちゃんクラブというものを結成した。赤ちゃんクラブをつくるきっかけは、毎年参加してくれていたボランティアの吉武りかさんの言葉からだった。「結婚して子どもを産んだらキャンプに参加できないんですか?」と。それに、高校生の時からキャンプに参加してくれていて、このキャンプで知り合った豆田くんと結婚、今は2児の母となった飛鳥さんも、子どもが生まれてから参加できていない。りかさんもりかさんのご主人も、飛鳥さんも豆田さんも、阿蘇ぼう!キャンプのベテランボランティアだった。是非、参加してお手伝いいただきたい。それに、結婚しても子どもが生まれても、気兼ねなく参加してもらいたいという想いで、赤ちゃんクラブをつくろうということになった。最初は訝しく思われる感もあったが・・・。

建国式が終わり入浴タイム。赤ちゃんクラブに子どもを預けた豆田さんが早速、入浴介助で大活躍。とてもありがたい。大きなお風呂でキャンパーも大喜び、とても好い顔をしている。なかなか上がりたがらないキャンパーもいてボランティアの方がのぼせそうになったり。

 お風呂が終わったら夕食。事前の試食会までやった甲斐があり、豪華なメニューにみんな喜んでくれた。

 食事の後は夜のイベント、「アフリカ村 〜 アフリカ音楽と踊り 〜」が催された。陽気なリズムとみんなで踊るダンスでとても盛り上がったものの、太鼓の音が苦手で会場を出てしまうキャンパーもいた。

 イベントの後は、子どもたちは消灯、それぞれ、おやじクラブミーティング、ボランティアミーティング、ハイキッズミーティングが行われた。おやじクラブミーティングでは、初参加のお父さんが今の状況を忌憚なく話し、常連のお父さんがそれに対し自分の経験談を率直に話してくれた。

 

 毎年、2日目の朝は早い。前日からの雨も止み、熱気球が上がった。曇った空のお陰で気温も上がらずキャンパーにもスタッフにもありがたい。高く上がったゴンドラから歓声があがっていた。グラウンドに出てきていたキャンパー家族を乗せ終わり、ボランティアもスタッフも一通り乗った直後、雨が降ってきた。間一髪、正に奇跡的だった。

グラウンドから戻り、朝食の後、お母さんクラブミーティングが行われた。同じ時間、子どもたちは大ホールで「夢バルーンの会」による大道芸を見て楽しんだ。そしてGAP(元気アートプロジェクト)のみなさんによる国旗づくり参加し、ステンシルで絵を描き天の川をイメージした色とりどりの国旗が出来上がった。

 昼食後は、ステンドグラス教室、ビーズ教室、アロマテラピー、書道大会がおこなわれた。中でも書道は初めての試みで、それぞれ家族で1枚、大きな紙に大きな筆で好きな言葉を書いた。当初、壁や床に墨を飛ばさないか心配だったが、GAPの方々のご指導で無事に大作が出来上がった。

 通りがかった赤ちゃんクラブの部屋を覗くと、ハイキッズと赤ちゃんたちが仲良く楽しそうに踊りの練習をやっていた。昨年、集まってはゲームばかりしていたハイキッズたち、今年は雰囲気が違う。自分たちの役割が分かっているようだ。イベント準備で椅子を並べたり、終わって片付けたり。キッズからハイキッズになっただけで、こうも違うのかと感心させられた。赤ちゃんクラブにあつまった幼児たちと手に手を取り踊りの練習をしている姿を見て、胸が熱くなった。

 2日目午後のイベントも終わり、入浴タイムから夕食。2日目の夕食は、熊本阿蘇の赤牛ステーキ。料理長が食堂に出て、一枚一枚焼いて焼きたてをもらえる。間違いなく美味い。みんなもとても喜んでくれた。しかし、残念なことに、白ご飯と子どもに用意されていたハンバーグが固かった。

 夕食後は、「第1回 阿蘇ぼう!キャンプ かくし芸大会」を行った。初試みである。トップバッターは、毎年演奏を聴かせていただいている佐野ファミリーのお母さんによるフルート演奏。会場のみんなが癒された。2番手はタイから一時帰国している大島ファミリーの長女、麗奈加ちゃんがタイから持ってきた民族楽器「キム」を演奏してくれた。音が鳴り出した途端、赤ちゃんクラブの2人が飛び出し、麗奈加ちゃんが座って演奏している目の前にちょこんと座り、食い入るように見て聴いていた。しばらく聴いていると身体を揺らし始めとても楽しそうだった。大ホールがほのぼのとした空気に包まれていた。3番手は藤岡ファミリーのお父さん。ギター弾き語りを披露してくれた。お父さん、お母さん、ボランティア、みんなが手拍子とともに口ずさんでいた。4番手は、かつてキャンパーとして参加してくれていた梅本遼くんがドラムを叩いてくれた。1曲目は「ギザギザハートの子守唄」。懐かしい!2曲目は「ようかい体操第一」。子どもたちは大喜び。中でも由紀恵ちゃんは、お父さんに抱かれ、とても上手に踊ってくれた。トリをつとめるのは、ハイキッズたちだ。今流行のAKB48「恋するフォーチュンクッキー」をみんなで踊った。すると、みんな舞台前に集まり大演舞となった。あっという間に終わり、アンコールの声。「みんなも一緒に!」のかけ声でみんな舞台前に集まりどちらが舞台で観客席か分からない状態。阿蘇ぼう!キャンプ総踊りとなりクライマックスへ。興奮冷めやらぬままお開きとなった。

 その後、全体交流会が行われた。尽きない話が続いていた。

 

 3日目、最終日。朝の体操を終え朝食をとり、荷物を持って大ホールに集合し、閉国式へ。あっという間の3日間だった。今年は家族に8月25日から来年のがんばれ共和国開催日までのカレンダーに家族紹介ボードに掲示していた写真を貼ってプレゼントした。

 大統領の閉国宣言の後、記念写真を撮って今年のキャンプも無事終了した。

 また来年、阿蘇ぼう!キャンプで遊ぼうね!

(柿木 憲治)