サマーキャンプ 津名がろうキャンプ in 関西【平成25年度】『がんばれ共和国』レポート

  • □兵庫県淡路市 / 津名ハイツ
  • □期日 / 8月16日(金)~8月18日(日)

念願の関西初の『がんばれ共和国』「津名がろうキャンプin関西」が、大阪府立母子保健総合医療センターはじめ関係者のご尽力で開催されました。場所は淡路島の津名ハイツ、島の東側、宿は海に面している訳ではなく、津名港から徒歩10分位の少し小高い丘の上です。ここを借り切ってのキャンパー12名を含む80名ほどのキャンプとなりました。

まず初日、建国式では岡本実行委員長の挨拶に始まり、先輩キャンプの慣例に習い大統領の選出です。ジャンケンゲームの結果、豊口瑛太くんが初代に選ばれました。このあと「手のひらに太陽を」を合唱しながら身体をほぐしました。入浴・夕食のあとは海ほたるの鑑賞に海辺に出かけます。ホタルといっても、体長3ミリほどの節足動物で、昼間は砂の中にもぐっていて、夜になると出てきます。肉を好むので、鶏の肝を餌にして10分ほど瓶を漬けておくと中に一杯入っており、それを砂浜に撒くと、綺麗な青色に光ります。無数の星空を見ているようで、とてもロマンチック、あちこちで歓声が上がっていました。

二日目は朝から、近くの遊園地『淡路ワールドパークONOKORO』に出かけました。『おのころ』とは淡路島の国生み伝説に拠るもので、神様が泥をこねて最初に垂らしたのが淡路島になった、おのずから凝り固まるということから付いた名前です。ここでは何と言っても、ヘリコプターの体験搭乗です。乗客5人乗りのヘリが、時速250kmで、高さ300mくらいを空中散歩。真っ青な空と海、緑の島を眼下に、交代々々で70人ほどが楽しみました。閉会式でも一番、印象に残ったイベントという声が多かったです。

バーベキューの昼食後は、竹や木でコマとか、てんとう虫、クワガタなどを作る体験です。南あわじ市の作ろう館の人が指導してくれて、組み立てや色付けに挑戦です。割に簡単に色んなものが出来ました。参加した人に、マラソンランナーからの寄付によるメダルの授与があり、大きなコマを回すパフォーマンスもあって、楽しいひと時でした。

夜も、イベント揃い、まずマジックショーです。大阪大学の奇術研究会OB・OG5人による50分ほどのステージマジックですが、金属の輪が繋がったり外れたり、手から沢山のトランプが出てきたりと本格的なものです。風船でウサギやニンジンを作ったり、ジャグリングもあったりして、どよめきと拍手が続きました。

続いて、阿波踊りの実演です。阿波踊りは元祖徳島のものですが、ここ淡路島でも盛んで、いくつもの愛好会があります。その中の「つばさ連」の方々が、趣旨に協賛いただきまして、総勢40人、大小の太鼓、鐘、笛などの鳴り物、男踊り、女踊り、それに小学生のお子さんまで、それぞれの衣装を着て、ホール一杯に練り歩いてくれました。アップテンポな激しい踊りから、笛に合わせて優美に舞うものまで、こんなに多くの種類があるのかと目からウロコです。最後は、我々にもご指導いただいて、一緒に輪になって踊りました。若いボランテイアは飲み込みも早く、上手ですが、私はタコ踊りのようで様になりませんでした。けど楽しかった。

このあと、ボランテイアの中から飛び入りのパフォーマンスがありました。昭和大学の学生さん4人が『ももいろクローバー』の物真似を舞台狭しと踊ってくれて、そこにオジサンが飛び入り参加し、アンコールもあり大変盛り上がりました。

二日目の夜も、交流会があり、ご家族、スタッフ、ボランテイアが大勢参加、夜中まで歓談・議論(?)が続きました。

さあ三日目、今日も青空です。朝食会場では昨夜マジックを演じてくれた女性が風船で剣や動物を作ってくれてプレゼントしたり、テーブルの上でトランプを使った手品をやってくれました。間近で見ても、種・仕掛けが判らず不思議・・・

それから、墨絵あそび教室を『猫美術館』の舞先生が教えてくれました。濃淡の墨で猫の絵を描くのですが、何枚か半紙で練習した後、ハガキや色紙に作品を仕上げ、持ち帰っていただきました。

あっという間に、三日が過ぎ、閉会式になりました。撮り貯めた写真をスライドショーで映し出しながら、参加ご家族やボランテイアに、感想など発表してもらい、大統領の閉会宣言、記念撮影をして終わりです。玄関でのお見送りは人垣のアーチの中をくぐり、来年また会おうね!と。名残惜しく、皆、車の陰が見えなくなるまで手を振っていました。

スタッフ・ボランテイア全員での反省会では、「初めての経験で、最初は戸惑いながらであったけれど、なんとかやり終えた。色々な経験をして成長した。」といった発言が多くありました。小林会長からは「今回キャンパーは12人と多くなかったが、初めてのキャンプとしては成功だった。このキャンプは病気の種類・重さに拘わらず受け入れることにしている。イベントの運営方法も他のキャンプでは多様であり、これから回数を重ね、より良いものにしていきたい。」とのコメントがあり、まずは合格点をいただけたかなと思います。

キャンパーご家族の皆さん、ボランテイアの皆さんありがとうございました。医療班の皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。来年も、8月15日~17日、同じ場所での開催となります。キャンパーがもう少し増えれば、そして今回、津名がった輪が更に大きくなればと願いつつご報告といたします。

(岡村 一美)