サマーキャンプ 七夕【平成22年度】『がんばれ共和国』レポート

  • □宮城県蔵王町 / 蔵王キャンプ
  • □期日 / 8月6日(金)~8月8日(日)
  • □協力 / 赤ちゃん子どもクリニック

16年目を迎えた蔵王・七夕難病キャンプ
暑い、兎に角暑い夏でした。去年は、仙台は梅雨明けなしで秋になってしまうという寂しい天候で「夏あった?」という中のキャンプでしたが、今年は暑い。連日32-33度の中のキャンプ。堺は汗をかくことが大好きで、この暑さの中を通勤片道30分、休みの日はウオーキング2時間で大量の汗をかき、「夏は暑いにかぎる」などと言いながら大量のビールを浴びることが至上の幸せで、今年の夏は実は大満足。とは言え今年のキャンプについては8月6-8日の3日間、まさに猛暑の最中、しかも百周年を迎えた「仙台七夕」と全く同じ日に行われ、実行委員会としては行事の速やかな進行と共に熱中症に注意、交通機関の遅れに注意を徹底しようと申し合わせたのです。

大統領就任式

【真夏のハロウィン】

第一日目の8月6日、やはり暑い。でもみんな元気そうに集まってくる。いいなー、キャンプでみんなに会えること、新しい仲間が増えること、あー、キャンプをやっててよかったと思える瞬間、そしてキャンパーも喜んでいると感じる瞬間だ。キャンプを準備している間は、不安なことや面倒くさいことがいっぱい出てくる。「どうしますかこのこと」、「なるようになれだよ」とは、堺と真白(結婚して早坂になりました)の毎日の会話。でもキャンプが近づくと心が浮き浮きしてくるから、やっぱりキャンプでみんなと会うことを凄くが楽しみなんだなとしみじみ感じるのです。

蔵王キャンプでは、実行委員会は前の年の11月頃から開始し、ボランティア講習会を4月頃から毎月一回位のペースで行い、事前の意識を高めながら、色々の物品の準備をします。その際、キャンパー家族にも参加してもらい、ボランティアの皆さんにキャンパー家族の気持ちを聞いてもらいます。高橋みうちゃんのお母さんが講習会に来てくれて、「この2泊3日を一年の目標にしてずっと過ごしています。毎年何回も入院し、その度に危機的な状況になるけど何とか越えてきました。来年もまた蔵王で会おうね、という言葉はこの一年大きな危機がなく来年もみんなと会おうという命の目標でもあるんです」と話してくれた。そういう気持ちをボランティアの一人一人に伝えてもらうことはとても有意義なことだ。堺は勝手に涙を流しながらその話を聞いていた。

さて、昨年から「ゆと森倶楽部」と新しく衣替えした旧「蔵王ハイツ」で今年もキャンパー33家族105人とボランティア75人の180人が集まり、『がんばれ共和国』を建国し、2泊3日の「共和国」の時間をよく笑い、よく食べ、よく動き、そしてよく飲み、みんなが一緒の時間を楽しく過ごした。今年のキャンプ長は「がんばれ」第XXX号の表紙を飾った佐々木萌ちゃんのお母さんの佐々木志乃さんだ。「七夕キャンプがんばれ共和国」の第16第大統領には阿部隼人君が選ばれいよいよキャンプが始まった。七夕飾りを作り「ゆと森倶楽部」の玄関に飾る。今年はエーザイ製薬の本社からも研修として5人の方にボランティアとして参加頂いた。かゆい所に手が届く様なボランティア活動をして頂きとても有り難いと感じた。「障害者」と「健常者」の垣根をなくす運動にもっと多くの方が参加される地道な活動を少しずつでも広げることがこれからも必要なのだ。

家族懇談会

【熱気球】

今年の七夕キャンプのテーマは「真夏のハロウイン」と題して、冬のカボチャの代わりに夏の西瓜をくり抜いてハロウイン人形を作り、みんなが勝手気ままに仮装して祭りを盛り上げた。お化け屋敷も作り、楽しくて怖いという複雑な空間を作ることが出来た。

二日目の大演芸会では、宮城大学の学生さん達の若い芸に「おやじ団」は大喜び。その「おやじ団」は昔なつかし「一世風靡」のハードな踊りを披露し、子ども病院のスタッフもハードな踊りで参加したみんなを喜ばせていた。定番の熱気球、乗馬、ステンドグラス、そして夜の花火大会と楽しく過ごすうちに蔵王の夏は暮れていった。

最終日は恒例の尚絅女学院の天使の歌声のコンサートを聞き、その後全員でキャンパー一人一人を「大好きだ」と歌い、最後に「蔵王が大好きだ、キャンプが大好きだ、みんなが大好きだ」と歌って2泊3日のキャンプの幕を閉じた。「また来年蔵王で会おうね」。来年もきっとまた素晴らしいキャンプを準備するから、それを一緒に楽しもうね。それまで身体にしっかり気をつけてね、とキャンパーに約束してこの夏に別れを告げる。

閉会式

【また来年も蔵王で会おうね】

追記:堺は二日目の熱気球の朝、ブヨと思われる虫の大群に襲われ、両脚60箇所以上をあっという間に刺されてしまい、次の日から両脚は腫れあがり、痛みと共に関節が動かず、歩行困難となり、虫の毒が全身に回ったのか全身状態もひどい状態で寒気、食欲不振、ビールも飲む気になれず(私がビールを飲めないのは本当の危機状態です)、結局回復までに2週間以上を要しました。ほんとうにこのまま倒れるのではないかと思いました。皆さん、虫刺されを馬鹿にしてはいけません。子ども達のためにも注意しましょう。

著者 堺 武男