サマーキャンプ 七夕【平成21年度】『がんばれ共和国』レポート

  • □宮城県蔵王町 / ゆと森倶楽部
  • □8月7日(金)~8月9日(日)
  • □共催 / 難病の子ども支援東北ネットワーク
  • □協力 / 宮城県立子ども病院、宮城県立拓桃医療療育センター、がんばれ共和国ふれ愛ステンドグラス村、宮城県舟形コロニーポニー牧場ルミエール、ミューズの夢、宮城県立宮城大学。

今年の東北はとんでもない冷夏と雨続きで、お天道様のお顔を見る時もほとんど無いまま、何と梅雨明け宣言もせずに立秋を迎えるということになってしまった。そんな夏に、蔵王・七夕難病キャンプは15周年の記念キャンプを迎えたのです。

七夕キャンプ

毎年キャンプが開かれる蔵王ハイツも、今年から『ゆと森倶楽部』と名前を変え、内装も新たな施設に生まれ変わっていました。

実行委員会も今年から『さかいたけお・赤ちゃん子どもクリニック』に舞台を移して毎月行われ、念入りに討論が行われたのは勿論、なにせ場所が仙台市のど真ん中なので、終わってからの飲み会もますます盛んになった次第です。

さて、キャンプ開始日の8月7日は朝から小雨、この日は建国式、七夕飾り作り、ミューズの夢コンサート、夜は15周年記念行事の『大縁日』と屋内行事が続いており、「今日はこのままでも明日は何とか晴れてよね」という気持ちでした。

今年はキャンパー35家族約110人、ボランティア80人余、計190人という大所帯のキャンプとなり、例年170人を越えると統制がとれなくなってしまうのが常でしたが、結論から言えば今年の大家族キャンプはとてもまとまっていたなという感想です。

建国式は第15代大統領に5回目参加の川島大毅君を選出、高校生時代から15年間参加の及川智さんが記念キャンプのキャンプ長として開会を宣言し、15周年キャンプが始まりました。仙台伝統の七夕飾りを完成し、『ゆと森倶楽部』の玄関に飾り、準備完了。

その後は自分たちが何らかの障害を持ちながら音楽活動を行っている『ミューズの夢』のコンサート。ピアノ、バイオリン、合唱をキャンプ参加者と一緒になって、楽しく素晴らしいひと時を過ごすことが出来ました。

今年の出し物の目玉は夜の「縁日」。キッズ団がかつぐ手製のお神輿の入場に始まり、お祭りを心底楽しもうという企画で、カキ氷、綿あめ、金魚すくい、射的(懐かしの輪ゴムと割り箸のあれ)、ボランティアがヘルメットをかぶり穴から出入りしてたたかれる「もぐらたたき」、ボーリング、変装して写真を撮る「変身コーナー」など、キャンパーもキッズ団も家族も、そして浴衣姿のボランティアも楽しく浮かれたひと時を過ごしたのです。

七夕キャンプ

島倉千代子の「仙台七夕音頭」という地元定番盆踊りソングに合わせた盆踊りも華やかに、何よりもキャンパーの嬉しそうな顔、顔、顔「そうだ、人生は祭りだ」と堺は勝手に酔いしれ気分でした(気持ちがです、その頃まだ飲んでいません)。

その夜は外は雨。明日は晴れてくれと祈りながら、その夜は花火大会はあきらめです。小林さんは「俺は今年から雨男ではなくなった」と訳の分からないことばかり言ってました。その後は交流会、何だか盛り上がったなー、久しぶりに3時近くまでやってしまった。

二日目、熱気球。今村さんは前の夜「土砂降りでなければやれるよ」と言ってはいたけれど、雨で気球の会場のグランドはぬかっているし等々の心配をよそに、雨は降らず曇天。

気球はたっぷり楽しめて、しかも遅寝早起き二日酔いのおやじ団もみんな起きてきて、その協力も極めて素晴らしく、準備、終了に要した時間の少ないこと、いやー驚きでした。勿論堺も睡眠3時間でしっかり起きて熱気球の準備、二日酔いでなかったのには我ながら驚き。

朝食後は乗馬、この頃から雨がしとしとと降り始め、乗馬会場のグランドは重馬場となりましたが乗馬は順調に行われ、キャンパーにはたっぷり楽しんでもらうことができてやれやれでした。終わる頃に雨脚が少し強くなり、天も頃合いを見計らってくれたかなと少し感謝した次第です。

七夕キャンプ

昼の東北伝統の芋煮とバーベキューは、準備が昨年と異なったためその方法が色々もめたけど、素晴らしい支援者が来られて大成功!堺は火おこしの手間が無くなり、少し欲求不満でしたが嬉しくて食べすぎましたね。

午後はステンドグラス、今年から優秀な作品に賞を与えようということになりましたが、審査員が小林,堺などで美的センスは極めて疑問ですが、優劣付けがたい作品4つに「蔵王賞」などにふさわしいとされ、記念品が家族に渡されました。

二日目の夜は大演芸会、今年もキッズ団は、どうして今の子ども達はこんなに踊りのセンスがいいんだろうとしか言えない素晴らしいダンスを披露してくれました。

30名以上参加してくれた宮城大の出し物は二つ、若い学生さんの踊りにはおじさん達は注目なんですね。はい、堺もメガネを拭いて見ておりました。おやじ団は20名で、加納さん、星さんを中心にした「課長島耕作」でアンコールを獲得。子ども病院も虻川一座のマイケルジャクソン「スリラー」でアンコール。どっちもほとんどぶっつけ本番の割に、よくやれたかなという感じですか。

この頃雨は降っておらず、念願の花火大会を行うことができ、これで屋外予定行事は雨の隙間をぬって何とかやりきれたというところです。夜は交流会、いやー、また盛り上がったなー。堺はこの夜も3:00までやってしまった。

三日目は10:00から尚絅学園高等学校の合唱部のコンサート、今年からピアノも使えるようになり、著名なバイオリニストも来られて、天使の歌声にうっとりでした。いい音楽にはキャンパーもいい顔でこたえてくれます。いいなー女子高生、でなくて歌声。

そして閉国式、及川智キャンプ長の挨拶、大統領川島大毅君に閉国宣言、と思ったら大統領どっかに行ってしまい、堺が変わりに閉国宣言。そして七夕キャンプ伝統の「みんなが大好きだ」。これが涙を誘うんですね。いいなー蔵王・七夕キャンプ、力をくれるな~、それから「今日の日はさようなら」を合唱。

「また来年も蔵王で会おうね」をみんなで誓って解散です。

お天道様のないキャンプだったけど、外の行事の時は何とか雨がやんでくれて、何よりも今年は参加者みんながお天道様の顔をしていたなと思っています。

やっぱり、キャンプは最高のイベント。この空間と時間を来年もしっかりやろうという気にしてくれた今年のキャンプです。

ところで、今年は不肖、堺 武男の還暦の年で7月4日に60歳となりましたが、大演芸会の最後にサプライズで還暦祝いをして頂きました。驚きでしたが有り難いことです。

15年キャンプと共に歩いてきたことを、感謝状には「・・あなたが相当酔っぱらって使い物にならなくても、あなたを支え、あなたと一緒に歩み続けていきたいと思っています」と書いてありました。ここまで言われれば男冥利なのでしょうか?

アルバムとアンパンマン風の赤いマント(前にまわすとよだれかけになるそうです)を頂きました。感謝です。

これから目指すは20周年キャンプです。そのためには毎年のキャンプの積み重ねが大切です。「また来年も蔵王で会おうね」、この合い言葉のもと、来年も素晴らしいキャンプを考えていきます。

<後日談>
堺はその直後から体調を崩し、熱、咳、咽頭痛で白血球17800、CRP:11.1という入院適応の数字となり、毎日点滴しながら何とか仕事を続けました。来年は12:00には寝ます!!寝ないときは押さえつけて下さい。

(堺 武男)